天候に左右されますが標準的な塗装工事では10日から2週間程度です
外壁塗装工事の足場から塗装後の廃材処理までをビデオと写真で紹介
工事日数は季節、天候、作業環境等の条件で大幅に変わることがあります。
実際の外壁塗装工事の足場から最後の廃材処理までをビデをで紹介。工事日数は季節、天候、作業環境等の条件で何日で工事を完了しますとは言えませんが、作業の中断がなければ概ね10日前後です。土日祝日を入れると2週間前後となります。
ビデオ撮影された現場では塗装工事以外に木製ベランダの補修工事、手すり取り換え工事、木製破風の板金工事、屋根材の破損修理が必要となったため3週間ほどかかりました。
塗装工事は段取り八分といわれ、材料の手配、塗装工事以外の職人さんや業者さんとの日程調整等の打ち合わせをします。 この段取りの良し悪しが工期や塗装品質に影響します。
塗装工事の請負契約が結ばれると塗装業者は工事の段取りをし、工事を始める前に近隣の方たちへ挨拶をします。そして、一般的な戸建住宅の塗装工事は下記の様な流れで進みます。
塗装工事の一般的な流れ
【1】仮設足場工事(1日)
足場は工事の品質や作業性を維持し、作業員の安全性を確保するための必要な工事です。
近隣に塗料などが飛び散らないよう飛散防止ネットで建物全体を覆います。
戸建住宅では通常「単管ブラケット」が使われますが、狭小地などでは状況に合わせて工夫し適した足場をかけます。


【2】高圧洗浄作業(1日)
外壁や屋根に付いたホコリや汚れなどは高圧洗浄(120~150Kg/㎡)で洗い流します。
高圧洗浄で洗い落とせない強力なカビ、藻などは専用薬品を使用して除去します。



【3】塗装前の下地処理(1~2日
外壁の欠損、ひび割れなどこの時点で行います。
欠損部分はモルタルやコンクリートで壁を作り、既存壁と同様に模様をつけたりします。(=肌あわせ)
ひび割れはその部分をU字やV字にカットし、ひびの幅を広げ、シーリング材 樹脂モルタルなど注入して密着補強します。
サイディングの場合は既存目地のシーリングを撤去して、新しいシーリングを注入します。
この下地補修をきちんと行うことが仕上がりや建物の寿命を左右します。


【4】乾燥・養生シート貼り(1日)
水洗い後、充分乾燥させます。乾燥時間の長短で以降の塗装工事の塗料密着性、仕上がりにも影響がでます。
その間に窓やドア部分はもちろん、周辺の庭の樹木や車にも塗料が飛び散った際に付着しないよう養生シートでしっかりとカバーをします。(これをマスキングといいます。)養生シートはビニールシートにテープがついたものが通常使われます。




【5】屋根塗装工事(3日)
①屋根補修


②屋根塗装
下塗りは旧塗膜や下地材と上塗材の密着をよくするため、シーラー(プライマーという場合もあります。)やフィーラー(凹凸を埋める)を塗ります。
中塗りの材料は、上塗りと同様の材料を使います。中塗の目的は塗膜厚を一定量確保し塗膜を長持ちさせることです。
塗装具はローラーが主体ですが、ローラが使用できない狭いところなどは刷毛を使用します。
上塗りは、中塗りの材料と同様です。上塗の目的は仕上り面を美しくすることです。
ローラーや、狭いところなどは刷毛を使って中塗より丁寧に塗装します。



【6】外壁塗装工事(3日)
①プライマー吹付(下吹、下塗り)
旧塗膜や下地材と上塗材の密着をよくするため、シーラー(プライマーという場合もあります。)やフィーラー(凹凸を埋める)を塗ります。
中塗りの材料は、上塗りと同様の材料を使います。中塗の目的は塗膜厚を一定量確保し塗膜を長持ちさせることです。
塗装具はローラーが主体ですが、ローラが使用できない狭いところなどは刷毛を使用します。
中塗りの材料と同様です。上塗の目的は仕上り面を美しくすることです。
ローラーや、狭いところなどは刷毛を使って中塗より丁寧に塗装します。



木部塗装(2日)




【7】足場解体・撤去/養生シート取り外し/清掃(1日)
塗り残しや、塗りムラのチェックを再度行いながら、養生(ビニールや、テープ)を丁寧にはがします。
その後、飛散防止ネットの取り外し、仮設足場の撤去、現場周辺の清掃を行い、全ての作業が終わり完成です。


【8】工事完了

