塗装業に拘わらず、見積書の作成に当たっては、先ず発生するであろう原価要素を拾い出し、それぞれの費用を計算し、全ての原価要素の合計に会社利益を加算して見積金額を求めるのが一般的です。
説明責任が問われる欧米先進国では材料費、労務費、管理費、利益等の費用を別々に計上した『予算原価方式』が、日本の塗装業界では原価プラス利益の総額を施工面積で割った『㎡単価方式=複合単価方式』の見積もり書式が主流です。
どちらも一長一短あり、消費者の『知る権利』と言う点では、予算原価を明らかにした予算原価方式が優れているが、消費者が予算内でどこまで工事ができるかと言う点では、予算に合わせて見積項目や数量の増減ができる㎡単価方式の書式が優れています。
日本では、外壁塗装工事の見積書のほとんどが㎡単価方式です。 この書式の見積書では工事価格が適正かどうか消費者には判断できません。
したがって、現状では外壁塗装価格が適正であるかどうかを判断するのに、『面倒なあい見積り』や『よく分らない相場』を調べるのが一般的です。
eペイントは、無料の塗装工事見積アプリによる匿名オンラインで『予算原価方式』と『㎡単価方式』の見積書を同時に提供し、ご自分で外壁や屋根の塗り替え塗装価格を決定できるようにしました。
eペイントは、今までのような業者主導の塗装価格ではなく、お客様自身がネット上で塗装工事の費用を見積もって見積資料をオンラインで取り寄せます。 取り寄せた資料をもとに塗装価格を検討し、塗装業者との契約交渉に臨みます。 取り寄せた見積資料には、①原価要素(材料費、労務費、管理費、利益等)を別々に計上した『予算原価方式』と、②原価要素をひとまとめにして単位数量あたりの塗装単価にした『㎡単価方式』の2種類 の見積書、使用材料一覧(材料名、価格、必要量・・・)、塗装施工仕様書の見積り3点セットが含まれます。
『予算原価方式』と『㎡単価方式』の見積書の効果的な使い方は、外壁塗装価格の妥当性の判断では『予算原価方式』を参考に、予算に合わせて施工箇所の増減をする時には『㎡単価方式』の見積書を参考にします。