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外壁塗装の仮設足場の種類と説明

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足場は作業安全と施工品質の維持に絶対必要です

仮設足場の設置

足場工事は安全性や施工品質を維持するために、高さ2m以上になると必要な工事です。
戸建住宅の塗り替えでは塗装業者が足場を架設する場合もありますが、集合住宅,ビル,マンション等の規模になると足場専門業者が架設工事を行います。
足場工事費には足場の架け掃い、飛散防止ネット、部材運搬費等が含まれます。 大規模な建造物の改修工事では、見積書に仮設工事という項目が追加され、その中に、仮設足場 、仮設事務所、水光熱費などが入り、費用もかなりなものとなります。

1.住宅や低層ビルで使われる足場

枠組み足場、ビティ足場とも呼ばれる(ビル)

枠組み足場、ビティ足場とも呼ばれる

主に高層建物などのビル改修工事で使われます。

単管ブラケット足場(戸建住宅)

単管パイプ足場

住宅の外壁塗装工事で使われます。組付けた単管パイプに足場板を取り付ける単管ブラケット足場が主流です。

よく塗装工事の見積書の中には、足場はどうせ塗装工事が終われば解体してしまうのでサービスしますとか足場不要ですとかいう塗装業者がいますが、eペイントのビデオを見ればお分かりのように塗装工事は足場無しで工事ができるような内容ではありません。

2.仮設足場の安全対策

足場の安全対策

枠組み足場、ビティ足場とも呼ばれる

建物の立地上、足場の一部を路上に設置する場合は、道路や歩道を管理している所轄官庁の許可が必要になります。
右図のように歩行者の通行を考慮し、安全対策のため、足場下であることを注意するような看板を取り付けたり、落下防止ネットで周囲を覆います。
場合によってはガードマンを配置します。

3.足場費が高くなる場合

足場費用コストアップ要因1

枠組み足場、ビティ足場とも呼ばれる

建物の立地条件で足場費用が余計にかかる場合があります。

  1. 隣接建物との距離が著しく接近している場合
  2. 傾斜地
  3. 車両が入らない路地奥
  4. ガードマンを必要とする

4.足場部材の名称(参考)

足場部材の名称「踏板・支柱・ブラケット」

単管ブラケット足場の部材(A)

足場部材の名称「踏板・支柱・控え柱・養生シート」

単管ブラケット足場の部材(B)

足場部材の名称「階段」

単管ブラケット足場の部材(C)

  • 控え柱:
    柱と柱を組み合わせたものを対角線にそって斜めにつなぐ材のこと。 この筋交いを入れることにより、足場の強度が増し、より安定します。
  • 養生シート:
    作業中に材料が近隣に飛び散らないように、また、安全確保のために取り付けます。
    (注意)台風や低気圧の接近時に、養生シートを一時取り外すか、巻き込んで縮帆し、強風による足場の倒壊を防ぐ必要があります。
  • 支柱:
    足場の設置面から最上部まで伸びる柱。
  • 踏板:
    作業する場所や作業員の通路。
  • ブラケット:
    柱と踏板で互いに交わる隅の水平面に斜めに取りつける材のこと。風とか地震に強くします。
  • 階段:
    1F~2F、2F~屋根へと階段で足場から足場へ移動します。
    設置場所が広ければ設置できます。
    作業性、安全性が増します。

5.住宅や低層ビルで使われるその他の仮設足場(参考)

クサビ式足場

クサビ式足場

ブラケット一側足場は建地にブラケットを取付け、その上に足場板をしき並べ、これを作業床とした一列建地の足場です。
この足場は本足場が設置できない狭い場所や、低層工事用として使用されています。

丸太足場

丸太足場

丸太を組み立ててつくった足場。
丸太の各部材はスギやヒノキ材を使用し、緊結にはなまし鉄線を用いるため、強度上の信頼性に乏しく組立て解体に手間を要するため、最近では使用されません。

ローリングタワー

ローリングタワー

やぐらの最上部に作業床設け、脚柱の下端に車輪を付けて人力により移動できるようにした足場。かなりな足場移動スペースを必要とするため、住宅の塗り替え工事では、ほとんど使用されません。

脚立足場

脚立足場

脚立を作業床とで構成する足場で、主に室内仕上用の足場に用いられる。脚立には昔は木製が多用されたが、昨今は鋼製、アルミニウム合金製が用いられています。


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